龍門石窟、古代仏教彫刻の壮大さに圧倒される！

中国の四川省にある簡陽市。歴史と文化が色濃く残るこの地には、見逃せない観光スポットが数多く存在します。中でも特に印象的なのは、「龍門石窟」でしょう。

約1500年前、北魏時代から唐代にかけて、この地域で仏教が盛んになると、多くの信者が山腹の崖壁に石彫を刻み始めました。その数はなんと、2345体にも及びます！大小様々な仏像や菩薩像、飛天像など、精巧な彫刻が岩肌に施され、まるで生きているかのような迫力を感じさせます。

龍門石窟の魅力は、その規模の大きさだけでなく、彫刻技術の高さにもあります。特に有名で一見の価値があるのが、高さ17.14メートルもある巨大な石造仏「盧舎那仏像」です。この仏像は、龍門石窟の中でも最も重要な彫刻の一つとして知られ、「石仏の王者」と称されることもあります。

石窟群	特徴
賓羊洞	唐代に建てられた壮大な石窟で、多くの仏像や壁画が見られます。
万佛殿	約10万体の小さな仏像が安置されており、「万仏の里」とも呼ばれています。
高峰寺	龍門石窟の北側に位置する寺院で、美しい庭園と木造建築が魅力です。

龍門石窟は、単なる観光スポットではなく、中国の歴史と文化を学ぶことができる貴重な場所でもあります。悠久の時を超えて伝えられてきた仏教芸術に触れ、歴史の重みに思いを馳せてみてはいかがでしょうか？